パジャマで学校に Why Not?!


今朝はちょっとびっくりしたことがあった。いつも朝きちんと学校に行く準備をしている小夜子(現在11歳)が、さぁ今から出かけようという時にまだパジャマのままでいるではないか!!!

「小夜ちゃん、なんでまだパジャマなの?!」

「忘れたの?今日はパジャマ・デーだよ。」と小夜子・・・。

あ、すっかり忘れてた。そういえば小夜子は朝起きた時のパジャマから、綺麗なパジャマに着替えている。パジャマからパジャマに着替えるなんて変な話だが、今日のような日はそれが正しいやり方なのだ。

パジャマ・デーを私が初めて知ったのは、ポートランドに来て間もない、ある昼下がりに近所の学校近くを歩いていたとき。一人の先生が校庭にパジャマ姿でいるを発見!アメリカ人がカジュアルなのは知っていたけど、パジャマで仕事するなんてちょっとだらしないにもほどがあるわ〜と思ったのを覚えている。遊んでいる子供達に目をやると、ん?子供たちもみんなパジャマ!!!なんだこの学校は?!?!

と、びっくりしたものだ。それから、小夜子が小学校に上がってからは、このパジャマ・デーというイベントが1年に一回あるし、私が働き始めたプリスクールでもパジャマ・デーをするので、今ではその習慣に馴染みが深くなった。

9月からミドルスクール(6、7、8年生の3年間)に通い始めた小夜子。公立学校だが、芸術にフォーカスした学校で、カリキュラムも普通の公立学校とは多少異なる。例えば体育はすべてダンスだし、年間を通じて劇やドラマのリハーサルや練習がある。自分のロッカーは自分でペイントし好きな絵を描くため、廊下に芸術作品が溢れる、そんなユニークな学校だ。

この学校では、パジャマ・デーは今週の「スピリット・ウィーク」のキックオフイベントにすぎず、一週間を通して毎日何かしらのテーマがある。

月:パジャマ・デー

火:デニム・デー(できるだけデニムを着る)

水:パープル・デー(小夜子の学年は紫、7年生が青、8年生はピンクを着用)

木:ツイン・デー(クラスの誰かとお揃いのものを着る)

金:時代デー(原始時代、中世、60年代など、なんでもいいので好きな時代を選んでそれに合ったものを着る)

という具合だ。小夜子は金曜日の時代デーに何を着ていくかまだ決めていないようで、友達とアイディアを出し合っているようだ。10月31日のハロゥイーンが一足早く訪れたような感覚だ。

今日のパジャマ・デー。小夜子を迎えに行った時、学校の玄関前は色んなパジャマ姿の子供達で溢れていた。中には、枕を抱えていたり、アイパッチ(?)をおでこにしていたり、寝る気満々の出で立ちでいる子供もいる。髪の毛がすごい寝癖(おそらくわざと)の子もいる。やるからには徹底的にやろうという感じで、メインのパジャマ以外のアクセサリーにも凝ったのだろう。さすが芸術フォーカスの学校だ。気合が違う。

先生たちは?と目をやると、パジャマの先生もいれば、そうでない先生もいる。パジャマで教壇に立つのに抵抗がある先生もいるだろうし、パジャマ・デーに参加しないのは十分理解できる。先生でも生徒でもこのパジャマ・デーを始めスピリット・ウィークに参加するかどうかは完全自由だそうだ。思春期真っ只中のミドルスクールの子供なら、こういうイベントが鬱陶しいと思っても仕方がない。

バスローブを着ている先生を発見。これだと、パスローブを着ている時はパジャマ・デー参加、バスローブの下は普通の格好で、必要に応じてさっと変身できるから便利だ。

このパジャマ・デー。起源を突き止めようとネットで調べたものの、はっきりした答えは見つからなかった。日本ではまず聞いたことがないし、ヨーロッパでも馴染みはないらしい。アメリカならではの習慣ということなのだろうが、アメリカ人でもこのイベントに戸惑う人はおり、賛否は分かれているようだ。

ちなみに私たち夫婦が確定申告の時期に毎年訪れる、とある会計事務所。このオフィスにはパジャマ・デーがあって、行くと事務所の人全員がパジャマを着ていたことがある。最初ちょっとギョッとしたが、スーツを着ていそうな堅いイメージの会計士さん達がパジャマで仕事、というギャップがおもしろいなぁと思った。

学校や職場にパジャマで?!

Why not?!

反エリート主義の人が多い街ポートランドなら、容認派の方が多いことは間違いない。あなたは、反対派?容認派?

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